コンセプト

日本人の死因第1位は昭和56年以降、長らく「悪性新生物(がん)」で、令和3年度の統計で38万1497人(死亡率(人口10万対)は310.7)となっており、 全死亡者に占める割合は26.5%となっています。 当クリニックでは悪性新生物(がん)を無症状のうちに早期発見、早期治療を促すことを目的とした検診施設です。

※厚生労働省 「令和3年(2021)人口動態統計月報年計(概数)の概況」
(結果の概要 データに基づく)

※厚生労働省 「令和3年(2021)人口動態統計月報年計(概数)の概況」
(結果の概要 データに基づく)

注:
1)平成6年までの「心疾患(高血圧症を除く)」は、心疾患である。
2)平成6・7年の「心疾患(高血圧症を除く)」の低下は、死亡診断書(死体検案書)(平成7年1月施行)において「死亡の原因欄には、疾患の終末期の状態として心不全、呼吸不全等は
書かないでください」という注意書きの施行前からの周知の影響によるものと考えられる。
3)平成7年の「脳血管疾患」の上昇の主な要因は、ICD-10(平成7年1月適用)による原死因選択ルールの明瞭化によるものと考えられる。
4)平成29年の「肺炎」の低下の主な要因は、ICD-10(2013年版)(平成29年1月適用)による原死因選択ルールの明瞭化によるものと考えられる。

※厚生労働省 「令和3年(2021)人口動態統計月報年計(概数)の概況」
(結果の概要 データに基づく)

当クリニックは、主に「FDG-PET/CT」を用いてがん検診を実施し、がんの早期発見をお手伝いさせて頂きます。
「FDG-PET/CT」とは、放射性薬剤FDG(糖成分と放射性薬剤を合成した検査薬「フルオロデオキスグルコース」の略称)を用いて
PET(陽電子放出断層撮影)とCTを同時に撮影し、がんを含むほぼ全身の活動性病変を調べる画像検査法です。
放射性薬剤FDGを使用するため、若干の放射線被ばくを受けますが、健康に影響する放射線量ではないため安心して検査を受けて頂けます。※
当クリニックでは一人でも多くの方にがん検診を受けて頂けるよう、FDG-PET/CTに加えてMRIや超音波検査も組み合わせ、
若年者〜高齢者まで幅広い年齢の方に対応した多彩なコースをご用意しております。
リスクの低いうちにがんを早期発見し、健康の維持と管理をサポートさせて頂きます。
また、万が一がんが発見された場合はご要望に合わせた専門医療機関をご紹介いたしますので、
検診を受けて頂いた後のフォローも万全を期しております。安心して検診を受けていただけます。

※PETの被ばくについて
FDGから出る放射線の量は3.5mSvです。
Svとは、放射線が人間にあたったときにどれだけ健康に影響があるかを評価するために使う単位です。
通常、人の健康に影響することが確認されている放射線量は100mSv以上です。
FDGから出る放射線は時間とともに弱くなり、多くは尿と一緒に体の外に排出されますので心配ありません。
検査後は、水分を多めにとって排尿を促します。PET/CTでは、さらにCTによる被ばく1.4〜3.5mSvが加わります。
放射線による被ばくが心配になるかもしれませんが、日常生活の中でも身の回りに存在する放射線を受けています。
例えば、東京からニューヨークまで飛行機を利用すると、0.11〜0.16mSvの放射線を受けます。
また、日本においては、1年間の日常生活の中で受ける放射線の線量は平均2.1mSvといわれています。
不要な検査を繰り返すことはよくありませんが、医師が必要と判断した場合には検査を行い、がんの発見や治療の効果を確認することが大切です。
ただし、妊娠している人、妊娠している可能性のある人は、胎児が放射線の影響を受けやすいため、必ず医師に伝えて相談してください。

(c) 国立研究開発法人国立がん研究センター出典「PET検査とは Q&A」に基づく